ジャッジ、今季PS1号2ラン 5戦連続ノーアーチの沈黙破る一発にヤ軍本拠熱狂 初のWS制覇へ虎視眈々
【MLB】ヤンキース 6-3 ガーディアンズ(10月15日・日本時間16日/ニューヨーク) 【映像】ジャッジ、待望の豪快弾にNY熱狂の瞬間 ついに大砲が覚醒した。 勝ったチームがワールドシリーズ(WS)へ駒を進めるア・リーグ優勝決定シリーズの第2戦、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は「3番・センター」で先発出場。前日まで打率.133、5戦連続ノーアーチの沈黙を破り、今季ポストシーズン1号ホームランを放った。 ここまで無安打で迎えた第4打席。95マイル(約152キロ)の直球を捉えると、打球はセンターややライト寄りに伸び、フェンスオーバー。飛距離414フィート(約127メートル)、打球速度111.3マイル(約179キロ)の2ランホームランとなり、本拠ヤンキー・スタジアムは熱狂に包まれた。 ポストシーズンで通算13本塁打を放っているジャッジだが、今季は日本時間15日終了時点で5試合を終え、15打数2安打。打率.133、本塁打0、打点1と苦しみ、ノーアーチが続いていた。レギュラーシーズンは打率.322、本塁打58、打点144の活躍でリーグ本塁打王、打点王の二冠。打率も同3位と圧倒的な成績を残した一方、ポストシーズンでは調子が上がらなかったなかで飛び出した一発だった。 ア・リーグ東地区で優勝したヤンキースは、ロイヤルズとのディビジョンシリーズを3勝1敗で制し、優勝決定シリーズに進出。日本時間15日の初戦でガーディアンズを下して先勝し、この試合もジャッジの一発などでリードを守り切り2勝0敗とした。 あと2勝してワールドシリーズ進出となれば大谷翔平、山本由伸所属のドジャースか、千賀滉大所属のメッツと対戦するだけに注目されるが、ジャッジにとっても自身初の世界一が懸かる。名門の眠れる獅子がついに復調の気配を見せた。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)