返り咲き決めたトランプ氏が、起訴または捜査対象にしたい人々のリストとその「罪状」
1期目を退任後のトランプ氏は、自らに対する裁判に悩まされてきた。そしてホワイトハウスへの復帰が確実となった今、トランプ氏は起訴または捜査対象にしたいと思う人々のリストを持っている。トランプ次期大統領の標的となる可能性があるのは誰か? <政敵> トランプ氏はハリス副大統領、バイデン大統領、オバマ元大統領、元共和党下院議員リズ・チェイニー氏に対する捜査を求めている。 トランプ氏は9月に行った集会で、不法移民の国境越えに関してハリス氏が「現代における最大の犯罪」の責任を負っていると主張し、「彼女はその行為に対して弾劾され、起訴されるべきだ」と述べた。 トランプ氏はまた、チェイニー氏とオバマ氏に対する軍事法廷の開催を求めるメッセージをネット上に投稿した。 <抗議デモ参加者> 今年、全米の大学でパレスチナ支持のデモが相次いだことを受けて、トランプ氏はフォックスニュースに対し、米国旗を冒涜する者は禁錮1年の刑に処されるべきだと語った。 また、ガザのような「テロが蔓延している」地域からの難民の再定住を禁止し、破壊行為に関与した「ハマスを支持する悪党」を逮捕すると述べた。これは大学生のデモ隊を指しているとみられる。 <大手ハイテク企業> トランプ氏はメタのマーク・ザッカーバーグCEOとグーグルに対し、両社のプラットフォームが選挙に干渉する可能性があるとして警告した。 トランプ氏は、メタが2020年の選挙でバイデン氏にとって不利となるコンテンツを抑制したと非難している。 また自身に関して「悪い記事」ばかりを掲載しているとして、グーグルを刑事捜査するよう司法省に指示すると警告した。 <検察官> トランプ氏と盟友らは、トランプ氏に反抗したり、トランプ氏自身への捜査を行った検察官を起訴、解雇、あるいは投獄するよう求めている。 タイム誌との4月のインタビューで、トランプ氏は自分からの起訴命令を拒む連邦検事は、解雇も検討すると述べた。 同氏はまた、自身に対する刑事捜査を進めている独立検察官を大統領就任から「2秒以内に」解任すると述べている。