8月の景気判断 1年3か月ぶりに上方修正…月例経済報告
政府は8月の月例経済報告で、景気の判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」として、1年3か月ぶりに上向きに修正しました。 政府は29日、8月の景気について、「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」として前の月の「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」から判断を引き上げました。上方修正は、去年5月以来1年3か月ぶりとなります。 個別の項目では、「個人消費」について、「一部に足踏みが残るものの、このところ持ち直しの動きがみられる」として、こちらも1年3か月ぶりに上向きに修正しました。 賃上げやボーナスなどで所得が増え、個人消費が改善したことが要因だということです。 また、企業の「設備投資」は、ことし4月から6月には年率換算で106.3兆円と100兆円を超えていることから、「持ち直しの動きがみられる」との判断を維持しました。