ドライブで静岡に行ったら、ガソリン代が「160円」で仰天! 東京は「165円」なのに、どうしてこんなに安いの? 地域によって差が出る理由を解説
他県にドライブに行ったとき「自分の住んでいる地域と比べてガソリン代が安い」と思ったことはありませんか? ガソリンの値段が地域によって差があるのには、輸送ルートや店舗系列などさまざまな理由があります。 とはいえ、実際なぜ大きく差があるのかは分からない人が多いのではないでしょうか。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説 そこで本記事では、ガソリン代が地域によって異なる理由や少しでも安く給油する方法を解説します。併せてガソリン代が高い都道府県と安い都道府県も紹介していくため、ぜひドライブに行くときに参考にしてみてください。
ガソリン代が地域によって差があるのはなぜ?
ガソリン代が地域によって差があるのは、次のような理由からです。 ●輸送費が地域によって異なるから ●店舗によって仕入れ値が変動しているから ●店舗の給油スタイルが異なるから ■輸送費が地域によって異なるから ガソリンの輸送費は、輸送距離が長ければ長いほど高くなります。ガソリンスタンドへガソリンが届けられる経路は、次のとおりです。 ●製油所から直接ガソリンスタンドへ輸送される ●油槽所(ガソリンをストックする施設)を経由してガソリンスタンドへ輸送される 製油所や油槽所は主に沿岸部にあるため、内陸部はガソリン代が高い傾向です。つまり、製油所や油槽所から離れているエリアはガソリンの輸送距離が長くなり、輸送費が上昇するためガソリン代が高くなります。 また、輸送手段がタンクローリーか船か、それとも列車かによっても差が出ます。 ■店舗によって仕入れ値が変動しているから 店舗によってガソリンの仕入れ値が変動しているのも、ガソリン代が異なる理由です。ガソリンの元売り会社は、ENEOS、出光興産、コスモ石油など複数あります。各会社で独自の供給チェーンを持っているため、店舗の仕入れ値も変動します。 また、ガソリンを作る元売り会社が供給量以上に作った余剰ガソリンを「業転玉」といいます。こうした業転玉は、他系列のガソリンよりも安価で仕入れられるメリットがあります。そのため、業転玉を仕入れているガソリンスタンドはガソリン代が安くなる傾向があります。