イスラエル国民数千人、エルサレムでネタニヤフ政権に抗議
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【6月18日 AFP】中東エルサレム(Jerusalem)で17日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争とイスラム組織ハマス(Hamas)に拉致された人質の解放交渉の停滞をめぐり、数千人のイスラエル国民がベンヤミン・ネタニヤフ (Benjamin Netanyahu)政権に抗議した。 ネタニヤフ氏のガザ対応に対する抗議デモは拡大しており、最大都市テルアビブでは毎週末、数万人規模のデモが行われている。 だが17日にデモは、エルサレムの国会(クネセト)前や首相公邸前で行われ、参加者らは新たな選挙の実施を求めた。活動家らは今週を「騒乱の週」と定めており、エルサレムでのデモはこの一環として行われた。 元土木技師のモシェ・サンダロビッチさん(73)は「彼(ネタニヤフ氏)のあらゆる行動がイスラエルを破滅に向かわせている。(昨年)10月7日に起きたことについても彼に責任がある」と話した。 幅広い年齢層のデモ参加者らは、太鼓や拡声器、新たな選挙の実施を求めるプラカードなどを持ち、残る人質の解放に向けた戦闘休止を求めた。 活動家らによる演説が終わると、デモ参加者らは「全員! 今すぐに!」とシュプレヒコールを上げ、人質全員の解放を訴え、ガザで拘束されている人質に黙とうをささげた。(c)AFPBB News