新たな「台風」に変わる可能性がある「熱帯じょう乱」がフィリピン付近に発生し沖縄・奄美に近づく可能性 日本への影響は? 日本の南に存在する「熱帯低気圧」の進路は?
日本の南海上では台風が10号、11号と立て続けに発生しました。 11号は発達しながら南シナ海を西に進み日本からは離れて行きますが、日本の南にはこの他にも注目すべき「台風のたまご」が存在。新たな熱帯低気圧が発生する可能性もあります。 【画像を見る】「台風」に変わる可能性がある「熱帯じょう乱」がフィリピン付近に発生する可能性 日本への影響は?【9月10日(火)にかけての雨・風シミュレーション】 まず、南シナ海にある台風11号。 6 日にかけては、発達しながら南シナ海を西北西進する見込みで、日本からは離れて行きますが、南西諸島では大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所がありそうです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意が必要です。 日本周辺には台風11号のほか、2つの熱帯低気圧がありますが、日本から離れたり消滅したりして、日本への影響はいずれも小さい見込みです。 ただ今後も日本の南の海上では、新たな「台風のたまご」が発生する可能性があります。 予報資料をみると、台風に変わる可能性のある「熱帯じょう乱」がフィリピン付近に発生するものがあり、週末ごろに沖縄・奄美に近づき、影響を及ぼす可能性があります。 またこの熱帯じょう乱から流れ込む暖かく湿った空気が本州付近に伸びる秋雨前線を刺激し、来週は本州付近で、雨雲が発達しやすい状況になる可能性があります。 ただ、予想にはばらつきがあるため、影響が出るかどうかは不透明です。 今後の気象情報に注意してください。
山陰放送