【話題の11代目ホンダ アコード】最先端の安全技術や先進装備を結集した高級サルーンの実力は?
本田技研工業から11代目となる新型「アコード」が登場し、話題を呼んでいる。SUV、ミニバン、軽自動車の販売が堅調ななか、国内でのセダンの販売は伸び悩んでいるが、新型「アコード」はホンダのフラッグシップとして最先端の安全技術や先進装備を結集、その内容には見るべきところが多い。 【画像】話題を呼んでいるホンダの新型「アコード」を詳しく、写真を見る(全7枚)
ホンダを代表する世界戦略車であり、国内のフラッグシップ
ホンダ アコードは1976年に初代モデルが登場、シビックのアッパーモデルとして大ヒットした。その後、アコードは時代ととともにアッパーミドルサルーンに移行し、ホンダを代表する世界戦略車に成長したこともあって、日本ではやや立ち位置が難しくなっているが、ホンダの高級サルーンとして最新技術が投入される注目モデルであるのは間違いない。 今回登場した11代目となる新型アコードは、グランドコンセプトを「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」とし、初代から続く「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲しながら、最新の安全技術や先進装備を搭載したのが特徴となる。 エクステリアはアコード伝統のロー&ワイドなフォルムで安定した佇まいで、ホイールベースと全高は先代モデルを踏襲しながら、全長を75mm、リアトレッドを10mmそれぞれ延長している。
強力な2モーターを搭載した最新のハイブリッド「e:HEV」
パワートレーンは、2L 直噴アトキンソンサイクルエンジンと、新開発の高出力モーターを採用した2モーター内蔵電気式CVTを搭載。最大トルクを大きく向上させながら優れた静粛性を実現し、減速セレクターを先代モデルの4段から6段へと多段化するなど、ハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化させている。 走行性能では、新開発の「モーションマネジメントシステム」を国内向けホンダ車として初めて搭載。これは、コーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する「アジャイルハンドリングアシスト」に、新たに「前荷重制御」の技術を加えた電子制御システムで、滑りやすい雪道や雨で濡れた路面から市街地やワインディングなどでの一般走行まで、さまざまな走行シーンでドライバーを支援する。 国内向けホンダ車として初めてGoogleを搭載するのも注目点のひとつ。Google アシスタント、Google マップ、Google Playを車内で簡単に利用することができ、スマートフォンなどで使っているアプリを利用することで、より便利でパーソナライズされた快適なモビリティライフを実現する。 インテリアの装備ではこのほかに、エアコンやオーディオソース、音量、照明の色や明るさなどの設定を組み合わせて登録し、1つのダイヤルでまとめて簡単に操作できる「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」を国内向けホンダ車として初めて採用した。