男子高校生と口論した後、「待っとけよ」と言って立ち去った男が車で高校生をひき逃げ。一体何が―。 　事件があったのは10日未明、大阪市平野区の路上でした。 　被害者の友人（吹き替え） 「車に追いかけられて、ひかれた」 　警察によりますと、午前1時ごろ、高校1年の男子生徒と友人2人のあわせて3人が自転車に乗って帰宅する途中、男がいきなり声をかけてきて、口論になりました。 　男は「待っとけよ」と伝えて、一度はその場を去りますが、その後、バンタイプの車が突然3人を追いかけてきたということです。 　切通大雅記者 「高校生は車で200メートルほど追いかけられた後、 この辺りで追突されたということです」 　友人2人は途中で横道に逃げましたが、車は残った1人の男子生徒に追突し、そのまま走り去ったということです。男子生徒は壁に右肩をぶつけ、すり傷を負いました。 　警察は殺人未遂事件として逃げた車の行方を追っていたところ、近くの集合住宅で特徴が似た車を発見。 　車を運転していた自称建築業の国安利卓容疑者を逮捕しました。 　国安容疑者は調べに対し、「私は相手から、からかわれ腹が立ち、相手を驚かせようとして車で追いかけました。ですが殺意についてはありませんでした」と容疑を一部否認しているということです。 　警察が当時の詳しい経緯を調べています。