沖縄県内でバイクの死亡事故が相次ぐ 金武町と恩納村、運転手の2人
19日夜から20日未明にかけ、沖縄県内でバイク運転手の死亡事故が2件発生した。 19日午後8時15分ごろ、金武町屋嘉の国道329号で発生したオートバイ2台と車3台が絡んだ多重事故で、石川署は20日、死亡した外国人男性は米軍キャンプ・ハンセン所属の米海兵隊上等兵(21)と発表した。男性が運転するバイクは対向車線にはみ出し、普通乗用車と衝突。その後、乗用車の後方を走行していた軽トラックにもぶつかった。 沖縄・金武町の国道329号で事故 オートバイ2台と車3台が衝突 外国人1人が死亡 一緒にバイクで走行していた同基地所属の海兵隊伍長の男性(20)は、前方を走っていた普通乗用車に追突。足を負傷したが命に別条はない。他に米兵1人がバイクを運転していたが、けがはない。車の運転手3人にいずれもけが人はいない。 現場近くに住む男性(58)は「バイクが地面を引きずったような『ズズズー』という音がした後、『ドカーン』という大きな音がした」と振り返った。 また20日午前2時40分ごろ、恩納村山田の国道58号で、高校生(18)=那覇市=が運転するバイクが縁石に接触し、転倒。同3時半ごろ、死亡が確認された。石川署は高校生の前方を別のバイクで走っていた知人にも話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。