【速報】紅麹成分から「プベルル酸」を検出…小林製薬が厚労省に報告「紅麹問題」で健康被害 製造工程などカビ生える所ないか総点検へ
小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントをめぐり健康被害が報告されている問題で、サプリメントから想定されていない「プベルル酸」と呼ばれる物質が検出されたということです。 【画像を見る】「紅麹コレステヘルプ」など自主回収の対象品をすべて見る 同名で「回収の非対象品」もある 厚生労働省は、健康被害が報告されている「紅麹（べにこうじ）」の成分について小林製薬が調べたところ、本来想定されていない「プベルル酸」という物質が検出されたことを明らかにしました。 「プベルル酸」はアオカビから発生する化合物で毒性は非常に強いとされていますが、今回の健康被害との関係については明らかになっていません。 今後は国立医薬品食品衛生研究所が小林製薬からサンプルの提供を受け「プベルル酸」以外の物質についても網羅的に調査をして、原因物質の特定を進めていく方針だということです。 小林製薬は、29日に行った会見で「取り扱ったことがない成分で、通常入らない成分。プベルル酸と紅麹の成分が反応して何か起きている可能性がなくはない」と明らかにしました。 また、プベルル酸の検出が判明したのは3月25日の夜で、小林製薬は製造工程などの中にカビが生えるようなところ、混入するところがないかを総点検するということです。
