貯蓄額は年収に比例しない?貯蓄下手な人がやりがちな行動3選。ブラックフライデーの散財に注意
11月は、ブラックフライデーに関連したセールが多く行われる時期です。 「ついセールやイベントで出費が増えて、年末近くはなかなか貯蓄ができない」と感じている人も多いかもしれません。 ◆【棒グラフ】ウチの貯蓄は平均以上?平均以下?年収ごとの平均貯蓄額がずらり 支出がかさみやすい年末だからこそ、見直しておきたいのが貯蓄に対する取り組みです。 この記事では、年収と貯蓄の関係性について解説し、後半では貯蓄下手な人がやりがちな行動について紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
収入があれば貯蓄できるとは限らない
貯蓄に取り組むとき、「もう少し収入が増えたらな」と考えた経験はないでしょうか。たしかに、収入が多ければ余裕を持って貯蓄に取り組みやすいでしょう。 しかし、実は「年収が高い=貯蓄が多い」とは限らないのです。 総務省統計局「家計調査年報(貯蓄・負債編)2023年(令和5年)」の調査を見ると、年収ゾーン別の平均貯蓄額は下記の通りとなっています。 ●年収ごとの平均貯蓄額 ・年収200万未満:1027万円 ・年収200~250万円:1252万円 ・年収250~300万円:1559万円 ・年収300~350万円:1702万円 ・年収350~400万円:1924万円 ・年収400~450万円:2120万円 ・年収450~500万円:1714万円 ・年収500~550万円:1799万円 ・年収550~600万円:1648万円 ・年収600~650万円:1517万円 ・年収650~700万円:1780万円 ・年収700~750万円:1814万円 ・年収750~800万円:1693万円 ・年収800~900万円:1981万円 ・年収900~1000万円:2250万円 年収400~450万円の世帯の平均貯蓄額が2120万円であるのに対し、450~900万円の年収ゾーンでは2000万円台に届いていない状況です。 また、年収350~400万円の平均貯蓄は1924万円と2000万円に迫る金額ですが、400~800万円のゾーンではいずれもそれを下回る貯蓄額となっています。 これらの調査結果を踏まえると、必ずしも「年収が高いから貯蓄ができる」というわけではないようです。 では、年収が高くても貯蓄ができない人にはどのような原因があるのでしょうか。 次の章では、貯蓄下手な人がやりがちな行動を紹介していきます。