【巨人】〝未来の坂本勇人〟ドラ1石塚裕惺は文武両道 選抜進学クラス「勢いだけの子じゃない」
新たなG戦士は「文武両道」だった――。巨人からドラフト1位指名を受けた石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)が17日に仮契約を結んだ。契約金は8500万円プラス出来高2000万円。年俸1200万円で背番号は「23」に決まった。 【写真】会見で家族と記念撮影を行った石塚 石塚は会見で球団側から「坂本勇人2世になってくれることを期待している」と伝えられたことを明かし「ファンの期待に応える一打じゃないですけど、ここぞっていうところで1本打つのが大事だと思いますし、『3割30本打てるショート』を目指して頑張っていきたい」と決意を語った。 そんな石塚は実は野球だけでなく、勉学にも優れている。全15クラスあるうち、上位の「選抜進学クラス」の生徒であり、甲子園出場時の野球部の中では学力ナンバーワンを誇る。それは日々の生活にも顕著に出ていたようで…。花咲徳栄高校の岩井隆監督(54)は石塚についてこう語った。 「2、3か月に1回かな。脳科学の先生がセミナーをしに来てくれるので、そこでいろいろ考え方とか空間認識とかを学ぶ機会を取り入れているんですけど、石塚は先生によく質問に行ったりしていますね。先生ともよく『石塚がこんな質問をしていてね…』と話題になるほどです。学びも深く取り組んでいて、マニアックなところがあるかなと思います」 5年以上前から定期的にセミナーを行い、脳がうまく働くための運動方法やメカニズム、集中力を持続する方法などを学習している。特に石塚はそうした「スポーツ理論」を積極的に取り入れているという。 「優等生で頭もいい。こういった『理論で考える』という部分は彼にとても合っている。本当に頭がいいし、勢いだけの子じゃないから。安定して常に同じ打順、同じポジションに入れるような選手になってくれたらいいと思います」(同) 野球もうまくて理論派の金の卵はどんな活躍を見せるのか楽しみだ。(金額は推定)
塩島惠