36歳ジョコビッチと44歳ボパンナ 男子単複の世界1位は“ベテラン”勢、年齢は単なる数字を証明中<男子テニス>
ATP
男子プロテニス協会のATPは8日、シングルス世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)とダブルス世界ランク1位のR・ボパンナ(インド)のコメントを掲載。それぞれ36歳と44歳で世界の頂点に立つ“ベテラン”の矜持を語った。 【ジョコビッチ、シナー、アルカラスらモンテカルロMS組合せ】 来月37歳になるジョコビッチはシングルスキャリア98のツアータイトルを獲得しており、R・フェデラー(スイス)を抜いて史上最年長の世界ランク1位となった。一方のボパンナは44歳にして今季すでにダブルスツアー2勝をあげ、通算26勝を達成しているインドのレジェンドだ。 ジョコビッチとボパンナはともにロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)にシングルスとダブルスで出場。今回のミニトークセッションはその練習会場で行われた。 ジョコビッチ:「まずバランスが取れていないね。年齢が50-50じゃない(笑)。合わせて80歳を超えているんだ。でも、僕らはまだまだ強いと思うよ」 ボパンナ:「テニスは多くの素晴らしいことを教えてくれると思う。そして、経験が勝つんだと思うんだ」 ジョコビッチ:「経験だけでなく、毎日テニスに打ち込んでいることだと思う。彼(ボパンナ)がジムで数え切れないほどの時間を過ごしているのを見かけるし、フィジカルトレーナーにも以前より通っている。シングルスとダブルスで同時に最年長ナンバー1になるなんて、信じられないよ。セルビアのテニス界にとっても、インドのテニス界にとっても素晴らしいことだし、近いうちにインドで何かできるといいな。本当に楽しみだよ。すごいことなんだ。僕らは年寄りだけど、金メダリストだ!(笑)」 “年齢は単なる数字”を文字通り証明し続けている世界1位がテニス界を牽引している。 ジョコビッチは今大会第1シードとして出場し、初戦の2回戦で世界ランク41位のR・サフィウリンと対戦する。一方のボパンナはM・エブデン(オーストラリア)とのペアで第1シードとして参戦。初戦の2回戦でM・アレバロ(エルサルバドル)/ M・パビッチ(クロアチア)組と顔を合わせる。