迫る昭和基地到着、食料仕分けなど準備本格化 本紙記者南極へ、第66次観測隊
【南大洋=鶴岡支社・近岡国史】第66次南極地域観測隊(原田尚美隊長)は南極観測船「しらせ」で海氷上を進み、第1便の昭和基地到着予定日が間近に迫っている。船内では野外活動用の食料の仕分け作業が行われるなど、南極観測に向けた準備が本格化している。 観測隊の第1便は、28日に昭和基地到着を予定。しらせが定着氷に到達した後、ヘリに乗って基地に移動する。基地を離れて小屋やテントで宿泊し、野外観測を行うチームは、到着後すぐに出かけるケースがある。 21日は生鮮品と冷凍品の分配作業が行われ、隊員総出で積み荷をほどき、各チームの食材リストに沿って段ボールに詰め込んだ。22日は常温品を仕分けした。