二季咲きのサクラ、かれんに 北海道松前町松前公園
【松前】北海道を代表するサクラの名所、松前公園で春と秋に花をつける品種のサクラが愛らしい姿で来園者を楽しませている。
町出身の書家、金子鴎亭氏を記念した「北鴎碑林」(松前藩屋敷駐車場近く)付近では、「兼六園冬桜」が枝に淡いピンクの花をちりばめ、鮮やかに色づくカエデとの競演も楽しめる。 町商工観光課によると、今秋は例年より若干早めの10月上旬頃から二季咲きの品種の花が咲き始めた。英国で育成された「アーコレード」、七飯町在住の桜研究家、浅利政俊さん(93)が作った「九条乙女(くじょうおとめ)」、松前神社近くでは「冬桜」が楽しめる。同課は「寒さには弱いので、見ることができるのは厳しくなるころまで」としている。
函館新聞デジタル