<三南プライド・’21センバツ>初戦は鳥取城北と 大会2日目 主将「力出し切りたい」 /静岡
3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで行われた。21世紀枠代表として出場する県勢の三島南は、大会第2日(順調に大会が進めば、3月20日)の第2試合(午前11時40分にプレーボール)で、鳥取城北(鳥取県)と初戦を戦う。【深野麟之介】 抽選会は、伊藤侍玄(じげん)主将(2年)がオンラインでくじをひいた。伊藤主将以外の選手やマネジャーら30人は別の教室に集合。ライブ中継をプロジェクターに映し出し、固唾(かたず)をのんで抽選の行方を見守った。対戦校が鳥取城北に決まると、選手らはどよめき、続いて拍手が湧き起こった。 伊藤主将は鳥取城北について「岸野桂大(けいた)捕手(2年)を中心とした堅い守りのチーム」と印象を語り、「相手に臆することなく、100%の力を出し切りたい」と意気込んだ。斎藤崇晃選手(2年)は「相手は甲子園の常連校だが、同じ高校生。挑戦する気持ちで戦う」と闘志を燃やした。 稲木恵介監督(41)は抽選が終わると、「全国の強豪校と呼ばれるチームと名前を並べてやれることに感謝しよう」とナインに呼びかけた。また、「まずは守備を徹底し、無駄な点数を与えない戦い方をしたい」と話した。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇強力打線と堅守で挑む 鳥取城北 1963年に創立された共学の私立校。野球部は69年の創部。センバツは2年連続3回目の選出で、夏の甲子園は過去に5回の出場がある。OBに元広島・巨人の川口和久さんやオリックスの能見篤史投手ら。昨秋は粘り強さを発揮して中国大会で4強入りした。打線の中軸を担う畑中未来翔主将と徳山太一外野手はパワーと確実性を兼ね備えた好打者。投手陣はエース右腕の広田周佑投手をはじめ層が厚い。強力打線と堅守でセンバツ初勝利を目指す。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇三島南・登録メンバー 背番号 氏名 新学年 1 植松麟之介 2年 2 深瀬涼太 2年 3 冨岡創 2年 4 古川龍 3年 5 小堂湧貴 3年 6 深瀬暖人 2年 7 山田駿 3年 8 前田銀治 3年 9 斎藤崇晃 3年 10 伊藤侍玄 ◎3年 11 白鳥翔 2年 12 近藤耀聖 3年 13 馬渕元希 3年 14 秋山碧生 3年 15 松本賢志郎 3年 16 伊藤春風 2年 17 稲村仁 3年 18 長島大幹 2年 ※◎は主将