岡山天音、『アンメット』の“複雑なキャラクター”綾野役を語る 「色々と考えました」
毎週月曜22時よりカンテレ・フジテレビ系で放送中の月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』。第8話の放送に向けて、綾野楓役の岡山天音からコメントが到着した。 【写真】麻衣(生田絵梨花)の手を取る綾野(岡山天音) 講談社『モーニング』で連載中の人気コミック『アンメット -ある脳外科医の日記-』を連続ドラマ化する本作は、事故による後遺症で過去2年間の記憶がない脳外科医のミヤビ(杉咲花)が、同じ脳外科医でアメリカ帰りの三瓶(若葉竜也)と出会い、医師としての自分を少しずつ取り戻していく、新たな医療ヒューマンドラマ。 第7話では、抗てんかん薬の量を増やしたことでミヤビの記憶障害がわずかに改善するも、しばらくすると記憶錯誤の症状が出始める。しかし、ミヤビは頭の中に記憶が残っていることで、昨日が今日につながっていることがうれしく、その喜びを手放したくないと、自分なりに努力を重ねる姿が描かれた。またラストシーンでは、ミヤビの脳裏に、三瓶から「僕たちは、婚約していました」と、打ち明けられたシーンがフラッシュバック。否が応でも三瓶を意識せざるを得ない状況になりそうな一方で、政略結婚を前提に付き合っている綾野(岡山天音)と麻衣(生田絵梨花)のカップルは、突如、麻衣が「結婚するのやめよう」と別れを切り出す展開に。その言葉に呆然としながらも、婚約者の真意が分からず険しさをにじませる、大人の色気漂う綾野の表情が話題を呼んだ。 これまで、麻衣という婚約者がいながら、三瓶が丘陵セントラル病院に着任すると、かつて想いを寄せていたミヤビをまだ気にかけている素振りを見せていた綾野。一方で、大迫(井浦新)の従順な部下として出世街道をひた走り、その地位を盤石なものにするための婚約と思われていたが、その政略結婚の裏には経営難の実家「綾野病院」を救う目的があったことが発覚。さまざまな事情と思いの中で揺れていて、一体どれが本当の顔なのか分からないほど、多彩な表情を見せてきた綾野が、徐々にその本質をあらわにしてきている。そんな綾野のカメレオンぶりを体現しているのが岡山だ。 岡山によると本作の反響は大きいようで、「いろいろな方からリアクションをいただけてありがたいです。今日も、外食していたら店員さんから声をかけていただきました」と笑う。さらに、「綾野は様々な物語を抱えた複雑なキャクラターだと思うので、そういった部分がドラマの中のノイズではなく、引きの一つとして機能するよう色々と考えました」と役作りについて明かす。物語が進むにつれ、三瓶を演じる若葉とのシーンも増え、「三瓶先生がいつも食べているグミがずっと気になっていたのですが、この間ついに若葉くんから分けてもらいました。僕は好きです」と、念願が叶ったことも明かした。 麻衣との今後が気になるのはもちろん、6月3日放送の第8話では、実家である綾野病院を経営する父・勲(飯田基祐)が事故で脳に後遺症を抱え、綾野は運命に導かれるように、勲が担っていた過疎地医療の現実を目にすることに。その見どころについて、岡山は「綾野や麻衣の新しい側面が次々と発露していきます。観てくださる皆様の日常に、仄か(ほのか)でも彩りが加わるような回になっていればと思います」とコメントを寄せた。 【岡谷天音(綾野楓役)コメント】 ●自身が思う『アンメット』の魅力 登場人物たちが確かにそこで呼吸している、その湿度まで伝わってくるような生々しさが好きです。本編は、綾野と関わりのないシーンも多いので毎話、完成品を観て衝撃を受けています。 ●これまでの放送を終えての周囲の反応・反響、綾野を演じるにあたり意識したことなど 色んな方からリアクションをいただけてありがたいです。今日も外食をしていたら店員さんから声を掛けていただきました。綾野は色々な物語を抱えた複雑なキャラクターだと思うので、そういった部分がドラマの中のノイズではなく、引きの一つとして機能するよう色々と考えました。 ●撮影現場でのエピソード 三瓶先生がいつも食べているグミがずっと気になっていたのですが、この間、ついに若葉くんから分けてもらいました。僕は好きです。 ●『アンメット』の現場で好きなところ、または特別だなと思うところ プロデューサーさんや監督さん達とこれほどまでに対話を重ね、その都度その都度のゴールをひた向きに目指していくような現場は初めてです。 ●撮影を乗り切る自身のリラックス方法・楽しみにしていること グミを食べることです。 ●第8話や今後の展開の見どころ・視聴者へのメッセージ 綾野や麻衣の新しい側面が次々と発露していきます。これまでのアンメットの他エピソードと同じように、観てくださる皆様の日常に、仄か(ほのか)でも彩りが加わるような回になっていれば、と思います。
リアルサウンド編集部