朝明と四日市工、両校優勝 高校ラグビー県予選、抽選で朝明が花園へ
第104回全国高校ラグビー大会の三重県予選は最終日の3日、鈴鹿市御薗町のスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場メーングラウンドで決勝があった。朝明と四日市工が26―26で引き分けて両校優勝となり、抽選の結果、朝明が12月下旬から大阪・東大阪市花園ラグビー場で開かれる全国大会出場を決めた。13大会連続15回目。 15人制の今年の県大会決勝でこれまでに2度対戦し、1勝1敗の両校の対戦は最終盤までもつれた。序盤は四日市工が主導権を握り、前半16分にFB宮崎奏斗、同26分にWTB上村純大、同32分にSO京塚遥輝、後半2分にCTB山中陸がトライを決めるなどして26―0とリードした。 後半途中からは朝明が盛り返した。FWを中心に攻め込み後半4分、FL中西健がチーム初トライを奪うと、同11分からナンバー8の伊藤魁人主将の3連続トライなどで同点としたがその後両チーム得点が挙げられず同点のままノーサイドとなった。 両校優勝は1983年決勝の志摩―木本以来。得点以外にトライ数、ペナルティトライ数、ゴール数すべて同数のため、花園出場チームは抽選で決めた。 朝明・保地直人監督の話 四日市工の皆がいたのでこの1年自分たちも成長できた。しっかり準備して全国大会に臨みたい。両校優勝の分余計責任を感じる。 四日市工・渡邊翔監督の話 前半は理想的な試合展開だったがミスもあり相手FWを勢いづけてしまった。それでも初優勝は初優勝。選手はよく頑張った。