「一流のコーチ」。タイ代表を率いる石井正忠監督をメディアが称賛「偉大なサムライ」【アジアカップ2023】
日本人監督・石井正忠氏率いるサッカータイ代表が現地時間16日、AFCアジアカップカタール2023・グループリーグF第1節でキルギス代表と対戦した。タイ代表はこの試合に2-0で勝利し、アジアカップ初戦を白星でスタートした。この結果を受け、タイメディア『タイ・ラット』が17日に石井監督の手腕を讃えている。 【グループリーグ順位表】AFCアジアカップカタール2023<組合せ> 昨年11月にタイ代表監督に就任した石井監督にとって、初めての白星となった。キルギス代表戦のスタメンには、Jリーグのヴィッセル神戸や横浜F・マリノスで活躍したティーラトン・ブンマタン、現在北海道コンサドーレ札幌に所属するスパチョーク・サラチャートらが名を連ねた。 『タイ・ラット』は、タイのサッカーファンの多くが「試合前はあまり自信を持っていなかった」と述べ、チームの状態を不安視する声の多さを指摘した。しかし石井監督の「賢さ」と「問題解決能力」により、タイ代表はその不安を払拭したという。同メディアは以下のように続ける。 「(石井監督が指揮した)サムットプラーカーン・シティとブリーラム・ユナイテッドでかつて一緒にプレーした選手を、各ポジションに7人配置した。これにより、フィールドにおけるコミュニケーション問題はほとんど解消された」 「現場で戦術と戦略を伝えることは重要だが、この試合ではスムーズにそれができていた。そしてそれこそが『一流のコーチ』であることの証明だ」 なお、この試合で2得点を決めた9番のスパチャイ・ジャディードも、現在ブリーラム・ユナイテッドに所属する選手である。また、『タイ・ラット』はタイ代表チームを「この偉大なサムライコーチに完全に任せなければならない」と述べ、全幅の信頼を寄せた。
フットボールチャンネル編集部