フェルスタッペンがサウジアラビアGPを制し開幕2連勝!ペレス、ルクレール表彰台…ハースがクレバーな戦術でヒュルケンベルグ10位、角田裕毅15位|F1
29周目のターン1で角田は一度マグヌッセンより前に出るが、ターン2で押し出され、角田はこれでロス。ダーティーなラインを走ってトラクションがかからず、すぐ後方から迫るエステバン・オコンにかわされ、P14となった。 ヒュルケンベルグは34/50周目にようやくピットイン。マグヌッセンが意図的に1~2秒ペースを落とし、トレインを先導しながら後続を抑えていたこともあり、ヒュルケンベルグは10番手から11番手に一つ落としただけでトラックへと復帰している。だがこの時点で10番手チョウはまだ第1スティントということもあり、ヒュルケンベルグは事実上P10をキープしたままピットインを済ませたことになった。 スタート時からミディアムで粘り続けたチョウは狙っていたセーフティーカー導入とならず、42/50周にようやくピットイン。最後尾でトラックへと戻った。 レースはフェルスタッペンが独走状態になり、45/50周時点で2番手ペレスは8秒後方。そこからさらに12秒差で3番手ルクレール、その12秒後ろに4番手ピアストリと、上位勢は間隔が離れる状況となった。 結局フェルスタッペンがそのままトップチェッカーを受け、開幕2連勝を飾った。2位はペレスで、連続レッドブル1-2となっている。3位ルクレールまでが表彰台に上がった。ファイナルラップでルクレールはファステストラップの1ポイントももぎ取っている。 4位ピアストリ、5位アロンソ、6位ラッセルと続き、7位は今回がF1デビュー戦となったベアマンが大健闘の6ポイント奪取を果たしている。ドライバー・オブ・ザ・デイも18歳ベアマンが選出となった。 8位ノリス、9位ハミルトンと第1スティントのロングラン組がここでのフィニッシュになった。そして10位はヒュルケンベルグ。僚友マグヌッセンを交えたクレバーな戦術もあり、ハースが値千金の1ポイントを獲得した。 角田はレース中盤からトレイン状態での走行を余儀なくされ、14番手でフィニッシュ。だがレース後、レコノサンスラップ時のピットアウトでノリスとあわや接触の場面があり、これが決勝での5秒ペナルティに。角田は15位降格になっている。 マグヌッセンは20秒のタイムが加算されたものの、周回遅れにならずフェルスタッペンと同一周回のままだったことから、11位アルボンの後ろ、12番手でのチェッカーとなった。
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