【ラグビー日本代表】負傷から復帰した“怪力”ベン・ガンター「ディフェンスの起爆剤に」全選手紹介#9
9月8日に4年に一度の祭典、『ラグビーワールドカップ』が開幕します。 4年前の日本大会では、史上初のベスト8入り。さらに今大会は、「優勝」を目指しているラグビー日本代表。 【画像】日本代表の新ジャージー 前回大会からどこが変わった? その代表メンバーを全員紹介します。今回はベン・ガンター選手です。
■負傷に「焦りを感じました」
タイ出身のガンター選手は、高校卒業後の2016年、18歳で来日しパナソニック(現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)に入団。 持ち前のフィジカルの強さですぐさま頭角を現すと、2019年にはスーパーラグビーのサンウルブズのメンバーとしてもプレーしました。 2019年のワールドカップでは日本代表の資格を得ることができず出場はできませんでしたが、2021年10月に代表初キャップを獲得。 当時の心境について「最初、ネットでそのことを知りました。めちゃくちゃうれしかったですね。W杯に行くためにはすごくうれしかったのと同時に、自分がラッキーで、W杯までにまだまだ練習が必要だと分かっていました」と振り返ります。 ケガに苦しむ時期もありましたが、手術・リハビリを経て今回のW杯メンバーに選出されました。 ガンター選手は「負傷してラグビーがあまりできず、焦りを感じました。でもそれがラグビーです。持てる力のすべてを出して、日本の皆さんにお返しがしたいです」と話しました。
■片手で63キロを持ち上げる怪力「ディフェンスの起爆剤に」
ガンター選手の強みは強烈なタックル。それを可能にする強じんな肉体は高負荷なトレーニングによって作り上げられました。 トレーニング施設をのぞくと、米俵1俵よりも重い63キロのダンベルを片手で軽々持ち上げ、130キロのバーベルもうつぶせで上げる怪力。 代表でもディフェンスに精を出したいと語るガンター選手は、「ディフェンスの起爆剤になりたいです。世界に他のチームが日本を通り抜けられないと示したいです」と語ります。 そんなガンター選手の好きな日本語は「食べたい」。 ガンター選手は「『ガンター食べたい?』という声に『はい!おねがい!』」と答えるおちゃめな一面も。食事面からも体作りを支えていることがうかがえます。 ◇ベン・ガンター選手 主なポジション:フランカー 生年月日:1997年10月24日 所属チーム:埼玉パナソニックワイルドナイツ 身長:195センチ 体重:120キロ 出身地:タイ 出身校:ブリスベンボーイズカレッジ(オーストラリア) ◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間) 9月10日 VSチリ 9月18日 VSイングランド 9月29日 VSサモア 10月8日 VSアルゼンチン