初決勝の笑福亭呂好がトップバッター「気負わずつなげたい」…上方落語若手噺家グランプリ決勝出演順抽選会
「第十回上方落語若手噺家グランプリ」決勝戦の出演順抽選会が4日、大阪・北区の天満天神繁昌亭で行われた。 今大会は、上方落語協会が2015年から開催している若手落語家を育成、支援するプログラムで、同協会に所属する入門4年目から18年未満の落語家35人が参加。4日間にわたり開催した予選会を通過した上位2人ずつと次点枠1人を加えた計9人で決勝を戦う。また大会としては10回を区切りとし、現スタイルでの賞レースは最後。来年からは新しいスタイルで開催する。 出演順を決める抽選で1番を引いたのは2008年入門の笑福亭呂好。初の決勝進出でトップバッターに「気負わずいつも通りあとにつなげたい。なんとか盛り上げたい」と笑顔。3番目を引いた桂りょうばは15年入門の52歳。「上方落語界の時空をねじ曲げている男ですけども、決勝でもねじ曲げるくらいすごい活躍をしたいと、日々妄想しております」と意気込んだ。7番目に登場の12年入門の桂三実は持ち時間に「タイムミス5回くらいしていまして、史上最多記録保持者」と、持ち時間9~12分にヒヤヒヤしていた。 決勝戦は6月19日に大阪・北区の天満天神繁昌亭で行われ、大賞受賞者には賞金40万円、準優勝者には賞金10万円、その他決勝出場者に5万円が贈られる。出演順は(1)笑福亭呂好(2)桂慶治朗(3)桂りょうば(4)笑福亭笑利(5)林家染八(6)桂笑金(7)桂三実(8)桂紋四郎(9)月亭希遊となった。
報知新聞社