「ギャラ分はどこに」「他のタレントはどうなの?」やす子の「一銭ももらってない」発言で『24時間テレビ』のカネめぐる視聴者の疑問爆発「公表したらいい」透明性求める声も
9月1日に無事放送を終えた『24時間テレビ』(日本テレビ系)。平均世帯視聴率は19.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、大成功だった。いちばん注目を集めたのはもちろん、チャリティーマラソンに挑戦したやす子だ。ゴールをしたシーンはなんと25.4%と瞬間最高視聴率を記録した。 【写真】交通を妨げたやす子の“大名行列” 「そこで、以前からある疑惑がまた蒸し返されました。それは、『チャリティー番組なのに、出演者が高額ギャラを受け取っている』というものです。とくにやす子さんは、今回の出演料が1000万円だという情報が流れたのです。2000年11月に日テレは『放送倫理・番組向上機構』で『基本的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払をしております』と回答していますが、それでも実際にはかなりの金額がタレントのギャラに消えていると指摘されてきました」(芸能記者) 同番組をめぐるギャラ問題は、“身内”である芸能人からも批判的な声がでていた。その筆頭がビートだけしだ。 「たけしさんは過去に、自身のラジオ番組で『あんな偽善番組は大っ嫌いだ』と発言。『ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな。チャリティーって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ! コノヤロー!』と痛烈に批判しました。また、1991年に、同番組の司会に起用された帰国子女の西田ひかるさんは『まさか出演料が出るとは思わなかった』と明かし、日本のチャリティー番組のあり方に驚いたという話も有名です」(同前) まして47回目の開催となった今年は、2023年11月に発覚した系列局の男性社員による10年間におよぶ「寄付金の着服騒動」の影響もあって、番組の開催自体に批判的な声が殺到していた。そんな中で、出回るやす子の“1000万円ギャラ”情報は次々とSNS上で拡散していった。 こうした状況を見かねてか、やす子は2日にXを更新。 《チャリティーマラソンのギャラ1000万円ってデマが飛び交ってるけど、一銭もいただいてないですよ! 憶測やデマをすぐ信じちゃうのやめたほうがいいですよ》 と、「#拡散希望」を添えてポスト。噂を完全否定したその3分後には、《自分の申し出なので、番組ひどい!と叩かないで…》と続けてポストした。 ノーギャラで出演したことを自ら告白したやす子に対し、X上では、やす子の心意気に共感する声や、ねぎらう声が多く寄せられた。だが同時に、 《他のタレントはどうなんだろう》 《出演してたタレントさん達はこの流れでギャラ公表したらいいと思います》 《やす子さんに非はないですが、やす子さんのギャラ分のお金がどこに行ったかが重要。テレビ局が寄付せず懐に入れたなら悪質。また、やす子さんがノーギャラなら、ギャラをもらって出演したタレントさんや収益を出したテレビ局のひどさが際立つ気がします》 などの声も多く上がった。やはり、“着服事件”が尾を引いているのか。 「日テレを信じきれない、という人たちが多数いるということでしょう。ただし、そもそもギャラを支払うべきか否かという点では、視聴者の間でも意見が分かれているんです。チャリティー番組とはいえ、仕事は仕事なので、きちんと支払うべきだという人もいれば、全員が無報酬であるべきだという人もいる。ただ、共通しているのは、可視化してほしいということでしょう。 番組を応援してもらうために、ギャラの基準を決めて出演者の報酬を公開するなど、来年に向けてやれることは色々あるはずです。特に今回の寄付金の行方をきちんと明らかにすることは非常に大事でしょう」(同前) 本来はいくら貰えるはずだったのか、気になるところだが……。