2019年W杯優勝メンバーの元南アフリカ代表、シブシソ・ンコシがドーピング違反で3年間出場停止。
2019年のワールドカップ日本大会の優勝メンバーで元南アフリカ代表のWTB、シブシソ・ンコシがドーピング違反でワールドラグビーから3年間の出場停止処分を受けた。 9月9日、所属チームのチーターズが発表した。 ンコシは5月にワールドラグビーの検査を受け、タンパク質の合成を促進して筋肉を大きくして筋力を高める効果がある「アナボリックステロイド」の陽性反応を示した。 現地メディアの報道によれば、出場停止処分は2027年7月15日まで続くという。 これで2019年の南ア代表からドーピングによる出場停止処分を受けたのは2人目。 今年1月には2022-23シーズンに浦安D-Rocksへの加入が発表されていたSOエルトン・ヤンチースが、4年間の出場停止処分を受けていた。 28歳のンコシは、2018年にテストマッチデビューを果たし、2021年までに16キャップを得た。主にチェスリン・コルビの控えとして9トライをマーク。2019年のワールドカップメンバーにも選ばれ、3試合に出場(先発)した。 今回の一件に限らず、ンコシはグラウンド外で数多くの困難に直面してきた。 シャークスからブルズに移籍した1年目の2022年には精神疾患に苦しみ、数週間行方不明となり警察の捜索を受けた。 2024年の3月にチーターズと2025年6月までの契約を交わしたが、いくつかのチームは過去の事件を理由に加入を見送っていた。