アツアツのサツマイモに笑顔もホクホク 千曲市の保育園で立冬に焼き芋大会
立冬の8日、長野県千曲市寂蒔の埴生保育園で秋の味覚を味わう焼き芋大会があった。ひんやりとした風が吹く園庭で園児たちはほくほくの焼き芋を笑顔で頬張った。 食育の一環で毎年行われている。この日は園児74人が参加。春に子どもたちが苗を植えて、10月に収穫したサツマイモの「紅あずま」約60本を使った。 アルミホイルで丸ごと包んだサツマイモを「おいしくなーれ」とたき火に投げ入れ、待つこと1時間。取り出した出来たての焼き芋に歓声を上げながら、甘みを堪能した。年長組の緑川愛麻(えま)ちゃん(5)は「ちょっと熱いけど甘い」。西村太惺(たいせい)ちゃん(5)は「お友達と食べるとおいしい」と話した。 堀内真美園長(57)は「自分で育てたものを味わう喜びや満足感を知ってもらい、食育体験を通して生きていく力を育んでほしい」と話した。収穫したサツマイモは給食でも提供する。