写真：LIMO [リーモ]

2024年がはじまりました。「今年こそしっかりお金を貯めよう」と考えている人もいるのではないでしょうか。 【円グラフで「60歳代の貯蓄額」を見る】平均・中央値はいくら？（出所：金融広報中央委員会など） 貯蓄目標を立てる際に重要なのは、同年代の貯蓄事情を理解すること。 同じ年の人が、どれくらいの貯蓄を抱えているかを知ることで、現実的な目標を設定することが容易になるでしょう。 この記事では、金融広報中央委員会の貴重なデータをもとに、60歳代以上かつ2人以上の世帯に焦点を当て、貯蓄事情を深掘りしていきます。 同世代のトレンドや傾向を把握し、適切な目標を見極め、将来への備えをしっかり考えていきましょう。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【60歳代・二人以上世帯】貯蓄200万円～300万円未満は何パーセントか

60歳代・二人以上世帯で「貯蓄200万円～300万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]（令和4年）」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します（金融資産を保有していない世帯を含む）。 ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄200万円～300万円未満の割合 　・3.3％ ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄200万円以上の割合 　・67.6％ ●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 　・平均:1819万円 　・中央値:700万円 貯蓄200万円～300万円未満は1割未満、貯蓄200万円以上でみると6割超となりました。

【60歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄200万円～300万円未満の割合 　・4.2％ ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄200万円以上の割合 　・85.4％ ●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 　・平均:2317万円 　・中央値:1270万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄200万円以上は81.8％。 平均は2000万円を超え、中央値は1000万円を超えました。