四街道強盗事件で起訴の男、別の住宅敷地にも侵入疑い 連続で犯行か再逮捕 「窓ガラスに外から粘着テープ」「大きな音がした」と通報
四街道市の50代男性宅で11月、住人が殴られ現金を奪われた事件の実行役として強盗致傷などの罪で起訴された会社員の金子優汰被告(28)=埼玉県志木市本町3=が、この事件直前に四街道市内の別の住宅敷地にも侵入していたとして、千葉県警は10日、住居侵入の疑いで再逮捕した。 再逮捕容疑は仲間と共謀し、11月3日午前2時50分ごろ、同市の70代男性宅の敷地内に侵入した疑い。 県警捜査1課によると、同日午前7時20分ごろ、この70代男性から「1階の窓ガラスに外から粘着テープが貼られている。午前2時半ごろに大きな音がした。窓ガラスは割られていない」と110番通報があった。 約3キロ離れた50代男性宅での強盗事件は、同じ日の午前4時20~45分ごろ発生。同課は、金子容疑者が当初、70代男性宅敷地に侵入したものの金品は奪えず、指示役からのSNSメッセージやアプリ通話に従って50代男性宅まで歩いて向かい、強盗を起こしたとみている。 容疑者が所持していた携帯電話の解析などから、連続的な関与が浮上した。 県警によると、50代男性宅の強盗事件での逮捕後に容疑者は、SNSで「高額バイト」を検索して指示を受けたという趣旨の話をしていた。 70代男性宅に関しても「指示を受けて行った」「窓ガラスを割ろうとコンクリート片を投げたが、割れずに、ものすごい音がして怖くなって逃げた」などと説明したという。現状では黙秘している。