開花したクマガイソウ

　福島県いわき市田人町石住字綱木地区に群生するクマガイソウが開花した。１０日ごろに見頃を迎える。現地で安全祈願祭が行われた。 　クマガイソウは袋状に膨らんだ薄紫色の花を扇形の葉が包む独特の姿が特徴で、有志でつくる綱木クマガイソウを守る会が５万株以上の保全に尽力している。 　祈願祭には関係者ら約２０人が出席した。出席者はクマガイソウ園の安全と多くの来客を願った。 　開園時間は午前９時から午後４時３０分までで入場は同３時３０分まで。中学生以上は協力金として１人３００円が必要。１８日、１９日、２５日、２６日の４日間と６月１、２の両日は、クマガイソウの苗を１株５００円で５株以上から販売する。 ■バスツアー参加者を募集 　いわき観光まちづくりビューローは１１、１２の両日に出発するクマガイソウ園へのバスツアー参加者を募集している。１１日は市内から園への直行便で定員２０人でバス代、協力金込みで１人３０００円。１２日はクマガイソウ園と川部町のブライダルタウンコリーナのバラを見学し、農産物直売所を巡るコース。定員２０人で１人５９００円。