福島県建設業協会は８月３日から、福島市の道の駅ふくしまで若い世代に建設業の魅力を発信するための情報コーナーを設置する。定期的にパネル展示や体験イベントなどを行いながら、労働時間の改善や最新の情報通信技術（ＩＴ）を導入するなど進化する業界の現状を伝える。 　協会は今年度、建設業担い手確保推進広報事業として「知ってほしい。ふくしまの建設業のこと」と題した事業を展開する。情報コーナーでは、建設業をＰＲするビデオを放映するほか、パンフレットの配布も行う。子ども向けに建設機械のおもちゃや工事現場の絵本などを楽しめるコーナーも設ける。開設に合わせ３、４の両日は重機の運転シミュレーターの体験会も催す。 　情報コーナーは来年１月２６日まで設ける予定。期間中はイラストレーターの武者小路昌子さんのパネル展などを定期的に開催する。建設現場を対象にしたフォトコンテストで作品を募り、業界への理解を深めてもらう。期間中はアンケートに答えた人に抽選で福島の名産品を贈る。

　建設業は新４Ｋ（給料、休日、希望、かっこいい）を掲げ、魅力ある職場づくりを進めている。福島民報社を訪れた同協会の木田文昭さんと斎藤裕太さんは「建設業の『いま』を知ってほしい」とＰＲしている。