『ジツハなジツワ』ひろみちお兄さん、カリスマ婚活アドバイザーに独占密着『ザ・ノンフィクション』婚活男性2人のその後も
『ジツハなジツワ~#今夜の好奇心~独占密着!すべてが初公開SP』(フジテレビ系 午後7時~9時)が11月5日(火)に放送される。 カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さんと藤井貴彦 『ジツハなジツワ』は、全てが独占密着、全てが初公開となる“実は…(ジツハ)な実話(ジツワ)”を紹介する番組。ゴールデン帯の『ザ・ノンフィクション』とも呼ぶべき令和ニッポンのリアルドキュメントを『ザ・ノンフィクション』の制作者たちが届ける。 スタジオではフジテレビゴールデン帯2回目の出演となる藤井貴彦が進行を担当。スタジオゲストにはヒコロヒー、元フィギュアスケート選手の安藤美姫、歌舞伎俳優の尾上松也が登場する。ナレーションは『ザ・ノンフィクション』も担当する女優・岡崎紗絵。番組のテーマ音楽を作曲したのは、連続テレビ小説『虎に翼』の音楽担当・森優太。ラップをSAM/舟平が担当する。 今年6月に脊髄梗塞で2か月の入院生活を余儀なくされた、NHK『おかあさんといっしょ』の“ひろみちお兄さん”こと佐藤弘道。下半身まひからの“奇跡の復活を懸けて、タワーマンションの30階超の階段を10分で上るハードなリハビリを続けるひろみちお兄さん。そんなひろみちお兄さんを見守る妻と2人の息子。「かっこいいはどうでもよくなった。ありのまま」と語る。 そんなひろみちお兄さんにヒコロヒーは「楽しみながら笑顔で一歩一歩というのが、さすがのひろみちお兄さん。そして家族が明るく支えている」としみじみ。尾上は「なにより家族っていいなあと思いました」と家族が見守る様子を温かいと語る。 サプライズでひろみちお兄さんがスタジオに登場すると、出演者は大感激。「立つのもリハビリ、歩くのもリハビリ」と語るひろみちお兄さんは、今も腰回りの感覚がないそうだが、「最初に動いたのは足の指。頼むから俺の足、動いてくれという思いでずっと動かしていた。おなかのまわりも激痛で針がチクチクされているような感じ」と現在の様子を語る。 安藤は「奇跡だけでは言い表せない。同じ病気の人に伝えられることがあるのでは」と、ひろみちお兄さんの驚異の回復力に驚くばかり。ひろみちお兄さんは「発症した時はまったく足が動かなくて、すぐに体重も5キロ落ちた。徐々にいろんなところが線香花火のようにパッパッと散る感じ。神経がつながってきてるのかな」と話す。 妻の久美子さんは最初に病気のことを息子たちに伝えた際、「生きてるんでしょ、元気なんでしょう」と言われ、“そうだ生きてるんだから後はなんとかなる”と考えたそう。ひろみちお兄さんも「息子たちから“父さん、車いすでもできることはいっぱいあるよ”と言われ、生きてるんだから泣いたこともない」と語る。 そんなひろみちお兄さんについて、ヒコロヒーは「前向きでいることのすごみを感じる」としみじみ。「今まで当たり前だったことが当たり前にできるようになればいい」と語るひろみちお兄さん。番組ではひろみちお兄さんの常人を超えたリハビリの様子を余すことなく伝える。 今年2月に放送された『ザ・ノンフィクション』で、結婚相談所の婚活アドバイザーとして、結婚できない男女を叱咤激励し、結婚へ導く姿が話題を呼んだ植草美幸さん。番組では、新たに女性会員の婚活に密着するほか、『ザ・ノンフィクション』で大きな話題となった2人の男性会員のその後を取材。結婚の女神は結婚したい男女にほほ笑むのか。 スタジオに植草さんが登場すると、出演者は大興奮。成婚率80%を誇る婚活アドバイザーが語る「最初の6秒が大事」という婚活の極意にゲストは真剣なまなざしに。 最初は猫をかぶっていても「どこかでほれてもらえば、本当の自分をさらけ出しても大丈夫!」「一度も結婚していない人は頭の中がお花畑で恋愛したい気持ちが強い」と語る植草さんにヒコロヒーも大きくうなずく。そして「安藤(美姫)さんはしっかりしているので適当な男性じゃだめ。年下で尊敬してくれる人か、年上の方が合っている」という植草さんのアドバイスに安藤のリアクションは…。 同じく独身のヒコロヒーと尾上にも植草さんのアドバイスは続き、ついには2人が「婚活のサイトに登録しよう!」と意気投合する場面も。 続いて『ザ・ノンフィクション』で大きな話題を呼んだ、母親と同居する進藤さん(仮名)の「その後」を取材。60人目のお見合いで婚活のためにダイエットと全身脱毛をした50代の内田さんの婚活ドキュメントにもスタジオは沸き立つ。尾上は「人って恋するとこんなに変わるんだ」としみじみ。尾上の結婚相手に求める条件「演劇的感覚が合う人、彫りの深い顔立ち、性格は適度な明るさ」にカリスマのアドバイスは…。 ダイソーグループ3つのブランドが集結する都内最大級の店舗オープンの舞台裏。「日本一の売り上げを目指す」という巨大店舗で、搬入作業の責任者に大抜てきされたのは、入社3年目・24歳の女性社員。果たして、オープン初日の客の入りは…。“100円の商品で感動させたい”という創業当初の目標を掲げる同社のヒットのからくりと圧倒的強さの秘密も徹底取材。目からうろこのアイデア商品に尾上も大興奮する。 <藤井貴彦 コメント> ◆収録を終えて 『ジツハなジツワ』ってドキュメンタリーなんですけど、よく事実は小説より奇なりって言いますよね。なんでもない日常は、切り取ってみると全部ドラマなんです。だから、こんなドラマを取り逃してきたのかと、(自分も含め)テレビマンは反省することがたくさんあります。ドキュメンタリーは世の中にいっぱい転がっていて、どこにカメラを向けるか、どこに耳をすますかによってアクシデントにも、ドラマにもなる。ここが面白いところだと思います。 ◆前回の『ジツハなジツワ』に続いて、2回目の収録の感想は オープニングでヒコロヒーさんとお話をしたり、安藤さんや松也さんにお話を振ったりしていたときに感じたのですが、前回はなんとなく別の空間にいて、別の空気を吸っている感じだったんですけど、今回はなんとなく吸い込む空気に湿度を感じました。喉に心地よい感じがありましたし、自信を持って3人にパスを出すことができました。自分がガチガチだったのがだいぶ楽に振る舞えるようになったなと思いますが、これもフジテレビさんのおかげだと思います(笑)。温かく受け入れてもらっている実感がありましたね。後はもうこの番組がレギュラー化するだけです(笑)。 ◆最も印象深かったジツワは? 全部ですけど、あえて言うなら、ひろみちお兄さんですよね。一番体を鍛えていて、一番体が動くはずの人が急に動かなくなっちゃうってご本人にとって一番ショックだったはずです。それをあきらめないでもう一回ゼロから積み上げる、いやマイナスから積み上げることができるのは、実話を超えて奇跡を見ているようでした。私、東日本大震災の時に自宅マンションのエレベーターが止まってしまって、住んでいた部屋まで30階分ほどを歩いて登ったことがあるんですけど、30分かかりました。それを10分で上がっちゃうひろみちお兄さんはすでにリハビリを超えてるんですよ。リハビリを超えて常人をも追い抜いてしまっている。でもひろみちお兄さんにとって、あれはまだ自分の100パーセントじゃないんでしょうね。人それぞれどこを目指すかによってドキュメンタリーになったり、ドラマになったりする。それをひろみちお兄さんという、私たちがよく拝見していた人が図らずも教えてくれた。いつもテレビで顔を見ている人のドキュメンタリーというのは感情移入しやすいかもしれないですね。ひろみちお兄さんのリハビリを心から応援している自分がいました。 ◆藤井さんの実は…な実話は? よく聞かれるんですよ。“アナウンサー生活で一番のハプニングは何ですか?”と。でも本当にないんです。自分で自分のいい話を見つけるのって難しい。だから私自身も本当は毎日が“ジツハ…なジツワ”なのかもしれません。
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