藤浪晋太郎がメジャー再挑戦「多くの球団が興味」、代理人明言 プエルトリコのWL出場でアピールへ
大手代理人事務所「ボラス・コーポレーション」のスコット・ボラス代理人が、テキサス州サンアントニオで行われているGM会議3日目の6日(日本時間7日)、会場ホテルで取材に応じ、メッツ傘下マイナーからFAとなった藤浪晋太郎投手(30)が、7日(同8日)からプエルトリコで開幕するウィンターリーグに参戦のため、すでに当地入りし、メジャー再挑戦を目指すプランを明かした。 「彼は現地におり、腕の状態は良く、健康体で、楽しみにしている。多くの球団が興味を示している。100マイル(約161キロ)の剛速球を投げ、非常に頭脳明晰(めいせき)で、練習熱心な彼が、救援投手としてどういうパフォーマンスをみせるのかに、注目している。去年は春から体調が万全ではなかったが、現在は、正常な形に戻っている」 一部メディアでは、古巣・阪神やオリックスなどのNPB球団が調査に乗り出しているとも報じられているが、「ウィンターリーグでプレーするということは、メジャーにフォーカスしているということだと思う。まず、(同リーグで)投げて、その後、日本球界の興味のほども見ていくことになる」と、メジャー復帰を視野にプエルトリコで挑戦する方針を明かした。 藤浪はメジャー2年目の昨オフ、メッツと1年335万ドル(約5億円=契約発表時のレート)プラス出来高で契約も、オープン戦で防御率12・27とふるわず、開幕前にマイナー落ち。7月にDFA(事実上の戦力外)となり、メジャー40人枠から外れ、メジャー昇格はかなわなかった。 一方、8月には3Aで8試合に登板し、防御率1・50をマーク。8月に自身のインスタグラムを更新した際には「決して心が折れたりなどではありません」、「これからも、誰のものでもない自分の人生だと図に乗って、しくじって、泥臭く、粘り強くチャレンジし続けていこうと思います!」などと、不屈の覚悟を投稿していた。
報知新聞社