ウクライナ、米攻撃機の供与要求 地上戦での主導権確保に
【キーウ共同】ウクライナのシルスキー陸軍司令官は12日、ロイター通信とのインタビューで、対ロシア戦継続のためにより多くの航空機が必要だとし、戦車や装甲車を破壊できる米国製A10攻撃機の供与を求めた。歩兵部隊の前進を支援し、地上戦での主導権確保に重要だとした。 A10攻撃機は旧ソ連の戦車への攻撃を念頭に、1970年代に運用が始まり、湾岸戦争などに投入された。シルスキー氏は「何年にもわたり信頼を得た航空機だ」と述べた。ウクライナは米国製F16戦闘機の供与を強く求めており、同機の最初の供与は今年後半になる見通し。