【超レアなロールスなんぼ?】はい、これ「ロールス・ロイス シルバースペクター シューティングブレーク」です 希少なロールスのエステートがオークションに!
完全にスタイリングが変更されたリアは、実に壮観だ。「シルバースペクター」のトランクリッドは、「レイス」のような従来のトランクリッドではなく、エステートカーにふさわしく、リアウィンドウと一緒に開くようになっている。
その後ろには、レザーとアルミニウムで裏打ちされたちゃんとしたトランクがあり、飲み物の木箱や1週間分の買い物を入れるのに十分すぎるほどだ。 インテリアは、ロールス・ロイスの顧客が期待するような豪華さだ。赤、黒、白の3色のレザーが、リアまで続く星のようなルーフライニングと調和している。「レイス」同様、「シルバースペクター」も本格的な4シーターである。しかし、新しいのはトランクへのオープンハッチで、もちろんレザーで覆われている。
6.6リッターV12、632馬力
「シルバースペクター」には「レイス」の巨大な6.6リッターV12が搭載されるが最高出力は632馬力のままで、エンジンには何の変更も加えられていない。 オークションの説明文の情報によると、ドナーとなった2015年式「レイス」はイギリスで最初に登録されて、2017年にドイツに渡った。この特別な改造は2018年に依頼され、2,500時間以上を費やし、30万ユーロを超える費用をかけて、完成までに約18カ月を要したとされている。
当初、「レイス」をベースにした7台の「シルバースペクター シューティングブレーク」の少量生産が計画されていたが、残念ながら実現しなかった。今日、ここに展示されているのは、わずか17,965kmしか走っていない、唯一の「シルバースペクター」の完成車である。
これが推定価格である
このワンオフモデルはドバイでオークションにかけられる。推定落札価格は約25万から30万ユーロ(約4,000~4,800万円)相当で、これはちょうどこのクルマにかけられた改造費用に相当する。中古のレイスが20万ユーロ(約3,200万円)以下で入手できるのは例外的なことだから、推定落札価格はバーゲンでしかない。 そして、この特別なエステートカーには、羨望のまなざしが向けられること請け合いだ。学校の前でも、サッカーのピッチでも、スーパーの駐車場でも・・・。 最終的に280,625ドル(約4200万円)で落札された。
Jan Götze