久保建英も続く? レアルに買い戻された選手(3)夢を叶えたばかり! 2部から這い上がった鉄人
レアル・ソシエダで活躍するサッカー日本代表MF久保建英が、今夏に古巣レアル・マドリードに復帰するかは注目ポイントの1つだ。実現するかはさておき、過去に買い戻された選手が多くいたのは事実である。今回は、1度はレアル・マドリードから移籍したものの、ブレイクを果たしてレアル・マドリードに「買い戻された」選手を紹介する。(スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照)
DFフラン・ガルシア(レアル・マドリード/スペイン代表) 生年月日:1999年8月14日(24歳) レアル・マドリード通算成績:31試合1得点7アシスト DFフラン・ガルシアは、昨夏にレアル・マドリード復帰という夢を叶えた。 2013年に14歳でエル・ブランコの下部組織の一員となったフラン・ガルシアは、2018年にリザーブチームにあたるレアル・マドリード・カステージャに昇格。同年にはコパ・デル・レイでトップチームデビューも果たしている。その後、幼い頃から将来が嘱望されてきた逸材は2020年9月にラージョ・バジェカーノ(スペイン2部)へレンタル移籍することを決断した。 ラージョで迎えた20/21シーズン、フラン・ガルシアは第1節マジョルカ戦で先発出場を果たすとさっそく1アシストを記録。最終的に37試合に出場して1ゴール3アシストというスタッツを残している。特筆すべきは抜群の走力だ。37試合のうち35試合でフル出場を果たし、左サイドからの攻撃に厚みをもたらした。シーズン終了後、1部昇格を成し遂げたラージョは同選手に完全移籍を提示。2021年夏に4年契約で完全移籍することがクラブから発表され、21/22シーズン、そして22/23シーズンをレギュラーとして過ごしている。 そんなスペイン人サイドバックに目を付けたのが、他でもない古巣のレアル・マドリードだ。同クラブは、負傷欠場の多い左SBフェラン・メンディに代わるプレイヤーとして、フラン・ガルシアの「買い戻し条項」を発動させ、チームに加入させた。カステージャ時代、そしてラージョ時代から常々レアル・マドリード加入を夢だとメディアに語ってきた若者にとっては、何にも代えがたい喜びだったはずだ。 今季はリーグ戦24試合に出場して、1ゴール5アシストを記録。まだまだ粗削りな部分を残してはいるが、及第点以上の活躍を見せている。来季以降の躍動が楽しみなタレントの1人だ。
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