JAL、767貨物機で成田-天津4/20就航 海外5都市目
日本航空(JAL/JL、9201)は4月12日、ボーイング767-300BCF貨物機による貨物定期便として成田-天津線を20日に開設すると発表した。海外5都市目の就航地で、週5往復運航する。 【写真】JALが13年ぶりに復活させた貨物機767-300BCF 運航日は水曜から日曜の週5日。運航スケジュールは曜日により異なり、初日の20日(土)の場合、天津行きJL6777便は成田を午前10時10分に出発し、午後0時55分に着く。成田行きJL6778便は午後2時55分に天津を出発して、午後7時10分に到着する。 JALは自社で運航していた中型旅客機767-300ERを、貨物専用機(フレイター)の767-300BCFへ改修。2月19日に貨物専用便を開設し、経営破綻した2010年10月以来13年4カ月ぶりに自社貨物便を復活させた。最大搭載重量は48トンで、このうち客室だった「メインデッキ」の上部貨物室が32トン、改修前からある床下の下部貨物室が16トンとなっている。 独DHLエクスプレスと協業し、東アジアで旺盛なeコマース需要を取り込む。成田とDHLの拠点がある中部を日本側の発着地として、台北(桃園)、ソウル(仁川)、上海(浦東)の東アジア3都市へ運航を開始。4月6日からは成田-香港線を開設し、20日に就航する天津は海外の就航地として5都市目となる。
Tadayuki YOSHIKAWA