レアルDFカルバハル、アンチェロッティがチームに伝えていた心得を明かす「現代サッカーは才能だけじゃ勝てない。謙虚に団結しないと」| ラ・リーガ
レアル・マドリードDFダニ・カルバハルが、同チームの強さの秘密について語っている。 今季ラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)の二冠を達成したレアル・マドリード。劣勢に陥ってもビハインドを負っても、最後には勝っている決して打ち破れないチームという印象を与えるが、その秘密はどこにあるのだろうか。 カルバハルはスペイン『マルカ』とのインタビューでそのことを問いかけられ、次のように返答している。 「すべてが少しずつ、だね。才能、競争の方法、決してタオルを投げないこと……。その三つがベースとなって、もっと専門的なこともある。だけど、その三つが主要なものだ」 「才能が一番大事かって? すべてが必要だ。アンチェロッティは僕たちにこう言うんだよ。『マドリードにはとても良い選手たちが揃っている。が、現代フットボールは才能だけで勝利することはできない。断固たる決意、アグレッシブさ、きっぱりとした姿勢やとても謙虚であることが必要だ。チームメートと団結すること、必要ならばチームメートのために走ることによって物事はスムーズに進んでいく』とね」 今季32歳でキャリア最高のシーズンを過ごしたカルバハルは、今なお向上心を持ち続けている。 「僕はジダンの言葉を心に残している。彼は『引退するまで前の日までは成長できるんだ』と言っていた。僕の心にはその言葉が刻まれているんだよ。フットボールは進化しており、改善すべきところは常に存在する。今はよりフィジカル的なものとなっているし、そこに適応しないとね」 「すべては改善可能なんだよ。戦術もより良くできるし、例えば今季7ゴールを記録したならば、なぜ10ゴールまで到達できないんだ? 3失点に絡んだならば、それを1~2失点に減らすことだってできる。いつどんなときにも改善は可能なのさ」 その一方で、今回のバロンドール受賞候補にはFWヴィニシウス・ジュニオールとMFジュード・ベリンガムを挙げている。 「一番可能性があるのはヴィニだと思う。まだコパ・アメリカが残っているけどね……。彼は負傷で3カ月間の離脱を強いられたが、それでも多くのゴールを決めてチャンピオンズとラ・リーガで決定的な存在となった。彼とジュードが勝ち取れると思っているよ」