朝ドラ初出演の山本舞香「おむすび」で親友・橋本環奈との共演に喜び。役作りの苦労も告白
そんな沙智は、ギャルの格好で意気揚々と登校してくる結にいい感情を持たない。「ギャルの格好して登校する結も結だけど、突っかかっていく沙智も沙智。わざわざ『なめてるの?』って言うところとか、無視すればいいし、話し掛けられたら冷たく返せばいいのに、ずっと結を気に掛けていて。心のどこかで結と仲良くなりたいと思っているのかなともとれますよね」と心情を読み解く。 沙智を演じるに当たり「もうちょっと口数少なくてもいいなって思っていましたが、良く言えば、沙智は自分の気持ちをちゃんと言葉にして伝える人なので、悪く言えば、おせっかいのうるさい人になってしまうから、そのさじ加減が難しかったです。演じる上では、怒るレベルを結構考えました。ここで怒りすぎたら後が効かないなとか。だから、台本と向き合う時間がすごく長かったですね」と役作りの苦労を明かす。 山本は鳥取県出身。今回の演技で使う“神戸ことば”について「すごく難しかったです」というが、「中途半端にはやりたくないのでずっと音源を聞いていました。ことば指導の先生に付きっきりでいていただいて、頭の中が神戸ことばでいっぱいでした。視聴者の方に『全然方言できてないじゃん』って言われるのも悔しいし、かといって、完璧に方言ができているわけじゃないのも分かっているから芝居で魅せたいし…っていう葛藤がすごくありました。やりきれてるのかなあという不安と闘いながらの撮影でした」と負けず嫌いな一面も。 そして、撮影の日々を振り返り、「私は集中していると周りから不機嫌だと思われちゃうけど、『大丈夫よ! みんななんとかやりきっているから!」ってメークさんが声を掛けてくださったり、いいスタッフの方たちばっかりですごく助けられました。苦戦はしましたが、神戸ことばの役ができてすごくいい経験ができたと思っていますし、これを今後生かせたらいいな、自分の中で一つ強みができたと思っています」と話した。 最後に「2007年 再びの神戸」編の見どころを尋ねると「結の大きな成長が見られるのがこの栄養専門学校編。人に対して、自分に対して恋人に対して、結の中で当たり前だった考え方がどんどん変わっていく、その力添えを沙智たちがやっているような、大人になっていく結の手助けを沙智たちがしている感じが見どころです」と回答。さらに、「後半になるにつれて、結、沙智、カスミン(湯上佳純役/平祐奈)、モリモリ(森川学役/小手伸也)の絆が深まっていきます。一つのことをみんなでやるっていうのはどの仕事でも大事なことだから、まったく違う性格の子たちとどうやってうまくやっていくかを見ていただけたらいいですね」とメッセージを送った。
【番組情報】
連続テレビ小説「おむすび」 NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り NHK BS・NHK BSプレミアム4K 月~金曜 午前7:30~7:45ほか
文/TVガイドWeb編集部