茨城県内石材の魅力PR 笠間、4日までフェス
茨城県内の石材業の振興を図る祭典「いばらきストーンフェスティバル 2024」が2日、同県笠間市赤坂の大池公園で始まった。約30事業者の出展ブースが軒を連ね、それぞれの製品を展示し、来場者にアピールしている。4日まで。 稲田、羽黒、真壁の県内三つの石材業集積地の事業者の組合でつくる県石材業協同組合連合会(長谷川正一会長)が主催するイベントで、今年で25回目。主要産地がタッグを組んで、一般消費者に御影石など県産石材の良さに触れてもらう貴重な機会となっている。 初日は雨天にもかかわらず、墓石や灯籠などが並ぶ各ブースを、来場した人たちが巡って、事業者と言葉を交わす姿が見られた。会期中は、石加工の技の実演や石彫刻などの体験、採石場を巡るツアー、和太鼓演奏などのステージイベントも企画されている。 長谷川会長は「7月に『筑波山塊の花崗岩(かこうがん)』がヘリテージストーン(天然石材遺産)に認定される画期的な話題があった。茨城の石材産業を盛り上げる追い風にしたい」と話した。
茨城新聞社