打撃音と振動の発生を75%軽減したローランド史上最も静かな電子ドラムを発売
ローランドが、静粛性を追求し自社電子ドラムのなかで最も打撃音と振動の発生を抑えた、自宅での演奏に最適な「Vドラム・クワイエット・デザイン」の電子ドラム『VQD106』を10月5日に発売した。 『VQD106』は、静粛性の追求をコンセプトとした新しい「Vドラム・クワイエット・デザイン」の電子ドラム。クオリティの高いサウンドと演奏性を備えながら、打撃音と振動を従来の「Vドラム」より75%軽減(当社設定条件下の測定)。集合住宅でも、周囲への騒音や階下への振動を気にせず存分にドラム演奏を楽しめる。 『VQD106』では、パッドやスタンドの設計を一新。パッドには、ハニカム形状のソフト・ラバーとメッシュ・ヘッドを組み合わせた打面を採用。また、バス・ドラムには多層クッションとメッシュ・ヘッドで構成された打面、半球形状のゴム足、ペダルの下にセットするボードを組み合わせることで、振動を軽減する。 音源モジュールには「TD-07」を採用し、厳選された25種類のキット(音色の組み合わせ)を搭載。音色の編集も可能。また、独自のセンサー技術で演奏の繊細なニュアンスも余すところなく表現。自然な音色変化で、アコースティック・ドラムと遜色ない演奏感を実現している。スマートフォンとワイヤレスで接続して、お気に入りの曲やレッスン動画に合わせて演奏することも可能。また、リズム感覚を鍛える基礎練習機能「コーチ・モード」も内蔵。 また、今回発売の『VQD106』に加え、音源モジュールが付属しないモデル「VQD106PADS」を2025年1月に発売予定。「VQD106PADS」は、ドラム用音源モジュール「V71」「TD-50X」「TD-27」「TD-17」に対応。お好みの音源モジュールと組み合わせて使用できる。 『VQD106』には、静粛性を追求した新開発のパッドを採用。高いノイズ低減性能を備えながら、演奏時の自然な感触と反発力を実現。リム・ショットに対応するリム径が10 インチのスネア・パッド「PDQ-8S」、パッド径が8 インチのタム・パッド「PDQ-8」、エッジ・ショットとチョーク対応の12 インチ・シンバル「CYQ-12」は、ハニカム形状のソフト・ラバーとメッシュ・ヘッドを組み合わせた設計。裏面を多孔構造とすることで、叩いた際の空気の圧力が分散され、シンバルやパッドのフレームが鳴ることを防ぐ。さらにシンバルにはフローティング構造を採用しており、演奏感を損なうことなく高い静粛性を実現している。 スタンドには、材料や形状、硬度などを試行錯誤して完成させた半球状の防振ゴム足をセットすることで、振動の伝わりを軽減。これらのパッドやスタンドに加え、ペダルの下にセットするボード(ノイズ・イーター)を組み合わせることで、床面への振動の響きを減少させ、階下への騒音を防止。静かな演奏環境を実現する。 バス・ドラム(キック)用のパッド「KDQ-8」は、ドラマーが求める「ズドン」という心地よい打感を実現しながら、振動と打撃音を非常に小さく抑制。メッシュ・ヘッドと多層クッションの組み合わせに加えて、フローティング構造の多孔フレームを採用したキック・パッド、半球形状のゴム足、キック・ペダル用のノイズ・イーター「NEQ-K」、ボール・ビーター「KDB-Q」。これらの形状、材質を最適化しバランスをとることで、演奏性や打感を損なうことなく、静粛性をさらに高めたキック・ドラムが生まれた。「KDQ-8」は、ツイン・ペダルにも対応している(別途、「NEQ-K」と「KDB-Q」のご用意が必要)。
BARKS