【6月10日 AFP】インドで9日、ナレンドラ・モディ（Narendra Modi）首相の3期目の就任式が行われた。先週開票された総選挙で与党は予想外に苦戦し、連立相手への依存度を深めることになった。 　モディ氏率いるインド人民党（BJP）は前々回、前回の総選挙では圧倒的な勢力を維持してきたが、今回は開票前の予想や出口調査に反し、大きく議席を減らした。 　モディ氏はそのため過半数議席の維持に向け、与党連合・国民民主連合（NDA）に参加する各党と矢継ぎ早に協議した。 　首相府によると、モディ氏はNDAに属する各党の11人を含む71人の閣僚を新たに指名する。閣僚数は2期目の81人から大幅に減る見通しだ。 　就任式でモディ氏は、BJPの幹部とNDAの代表らを従え、憲法に忠誠を誓った。 　式にはバングラデシュ、モルディブ、スリランカの首脳らが出席。中国、パキスタンの首脳の姿はなかった。(c)AFPBB News