児童虐待相談対応件数2034件で前年度から15.3%増加 宮城県がSNSやテレビCMを活用し児童相談所虐待対応ダイヤル「189」をPRへ
児童虐待の防止に向けて宮城県は、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」を広く周知しようと11月にSNSやテレビCMを活用した啓発活動を行います。 啓発活動は、全国の「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」期間である11月にあわせて行われます。SNSやテレビCMで2種類の動画を流し児童相談所虐待対応ダイヤル「189」(いちはやく)を広く周知します。 対応ダイヤルの189に電話をするとコールセンターを通じて住んでいる地域の児童相談所に電話がつながります。県は、「疑いも含め児童虐待を発見した場合は、189に迷わず電話してほしい」と呼びかけています。 また、動画では、悩みを一人で抱え込まず市町村の子育て相談窓口に相談するよう呼びかけます。 仙台市を除いた県全体では、2022年度に児童相談所が対応した児童虐待相談対応件数は2034件で、前年度の1764件から15.3%増加しています。児童相談所に寄せられる相談件数は年々増加していて県は「子育ての悩みを抱え込まず相談できる社会の実現を目指す」と説明しています。
東北放送