大の里 夏場所優勝後オフ明け 二所ノ関部屋頭の自覚「先頭に立って引っ張っていきたい」
大相撲夏場所で史上最速優勝を飾った小結大の里(23)=二所ノ関=が5日、茨城県阿見町の部屋で稽古し、すり足など基礎運動中心に汗を流した。1週間のオフを満喫し、4日に稽古を再開。すっきりした表情で「優勝の余韻はもう味わった。またエンジンをかけて頑張りたい」と話した。 部屋頭の自覚も随所ににじませた。1日付で部屋付きだった中村親方(元関脇嘉風)が独立し、力士8人も転籍。部屋の力士で3番目の年長者となった大の里はこの日、幕下以下の力士に助言する場面が目立った。「新たな二所ノ関部屋が始まった。白熊関と僕の関取衆が先頭に立って、しっかり目配り気配りして、若い衆を引っ張っていくのも大事」。そう決意を口にすると、7月の名古屋場所に向けては「もう一回、基本を見つめ直して頑張りたい」と弱点克服をテーマに掲げた。