自民、党改革に向け全党で議論 派閥の裏金事件受け、刷新本部
自民党は16日午後、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた党改革の在り方を政治刷新本部で議論した。11日の初会合は刷新本部役員のみ出席したが、16日は党所属議員に広く参加を促し、全党的に意見を聴取する。本部長を務める岸田文雄首相も出席する。刷新本部は党内意見を踏まえ、月内の中間報告取りまとめを目指す。 首相は会合に先立つ党役員会で「時間の許す限り、皆さんと膝を交えて意見交換したい」と語った。茂木敏充幹事長が記者会見で明らかにした。 裏金事件では、安倍派の池田佳隆衆院議員=自民除名=が逮捕された。首相は26日召集される通常国会に備え、改革の方向性の集約を急ぐ考えだ。