琴桜が連勝で幕内200勝目「知らなかった。自分の相撲を心がけて」 成長著しい平戸海を冷静押し出し
◆大相撲 ▽夏場所3日目(14日、東京・両国国技館) 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が、連勝で幕内200勝目を飾った。東前頭2枚目・平戸海(境川)の当たりを受け止め、左上手をつかんだ。体を入れ替え、最後は右のど輪で攻めながら押し出した。 今場所は自己最高位で迎え、初日には大関・貴景勝を破るなど成長著しい相手を冷静に料理。支度部屋でも琴桜は「(相手に)合わせないで、落ち着いて取ろうと思いました」と淡々と振り返った。節目の白星にも「知らなかったです。(今後も)自分の相撲を心がけてやっていきます」と表情は変えなかった。これで白星先行。4日目以降へ「一日一番集中してやるだけなので、明日、また気持ちをつくってやるだけです」と語った。 八角理事長(元横綱・北勝海)は「きょうは相手をよく見て取った。勝っていくと楽になるからね」と分析。琴桜が所属する佐渡ケ嶽部屋付きで、幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「もう少し相手の陣地で相撲を取ってほしいけど、きょうは落ち着いていた」と評していた。
報知新聞社