高級オーディオ体験できる新拠点 西日本の中核に オーディオテクニカ
オーディオテクニカが、新社屋「テクニカハウス大阪」を大阪市淀川区に開設した。民生用や業務用のオーディオ機器やマイク、営業部門を1カ所に集結させたほか、取引先や一般ユーザーが同社製品を体感できるスタジオやショールームも開設。関西や西日本地域の顧客に向けた情報発信の中核拠点として活用していく。 【関連写真】最上級オーディオシステムをそろえた7階のアストロスタジオ大阪 「新社屋ができたことで、今後さらに営業力を伸ばし、関西や西日本エリアのお客さまとより密着できる拠点として活用していく」。17日に行った開所式で、松下和雄社長はこう力を込めた。 テクニカハウス大阪は、JR東海道新幹線の新大阪駅にも近く、交通アクセスが良い好立地に構える。7階建て、延べ床面積約1320平方メートルのビルは、2~6階が営業部門。1階がプロオーディオ関連のマイクロフォンや会議システムなどを使ったショールームになっており、社内会議だけでなく、取引先にも会議室として提供するなどオープンな活用も図る。今後は外部への貸会議室としても活用する予定だ。 7階はスタジオ(アストロスタジオ大阪)で、さまざまな音響機器の試聴やマイクのテストなどに使える。高級オーディオショップとタイアップし、一般ユーザー向けに音響機器の試聴会開催も実施する予定だ。スタジオ内には、同社が先月から販売を始めた、次世代の空芯型ダイレクトパワーステレオMCカートリッジ「AT-ART1000X」の音質を体験できる最上級オーディオシステムもそろえてている。 自社製品のデモや試聴会などを開催できる拠点としては、東京・御茶ノ水のテクニカハウスに次いで2拠点目。
電波新聞社 報道本部