中山美穂さんの訃報 韓国でも悲しみの声 映画「LOVE LETTER」は歴代級ヒットを記録「お元気ですかー!」が大流行
歌手であり女優の中山美穂さんが6日、都内の自宅浴室で死亡しているところを発見された。54歳だった。 【写真】「LOVE LETTER」を思わせるTWICEのミュージックビデオ この悲報が日本中に衝撃を与える中、韓国でもショックの声が相次ぎ、Xの現地トレンドではハングルで「中山美穂」の名前が一時的に浮上していた。 それは、中山さんが主演を務めた映画「LOVE LETTER」(1995年/監督:岩井俊二)が1999年11月に韓国で公開され、歴代級の大ヒットを記録したためだ。そして同作は、1998年の「日本大衆文化開放」後、初めて興行的に成功を収めた作品となった。その要因の一つとして当時、韓国映画のジャンルに、恋愛系が圧倒的に少なかったためと言われている。 興行成績として、記録されている観客動員数は約115万人だが、現在のような観客集計システムがなかったため、実数は倍以上と推測されている。ちなみに2024年12月現在、韓国で上映された日本の実写映画(アニメは除く)で「LOVE LETTER」の動員記録を塗り替えた作品はゼロである。そのためか、韓国で「日本の実写映画」と言えば、今でも「LOVE LETTER」が上げられるほど、韓国での認知度は高い。 また、劇中で中山さん演じる博子が、誰もいない雪原で「お元気ですかー!」と叫ぶ名セリフとそのシーンは韓国で大流行し、この当時、来日した有名人のほとんどが、ステージ上でこのセリフを叫ぶのが定番となっていた。さらに、TWICEの楽曲「CHEER UP」と「What is Love?」のミュージックビデオでも、「LOVE LETTER」と思われるシーンが登場するなど、韓国では日本の代表的映画という位置付けだ。 中山さんの訃報を知った韓国のネットユーザーは「すごく好きな日本の女優さんだったから、衝撃が大きい」「ショックで呆然としてる」「『LOVE LETTER』の中山さんは、本当に愛らしかった」「幼い頃の思い出が刻まれた映画」「映画『LOVE LETTER』の永遠のヒロイン、謹んでご冥福をお祈りします」「私の青春の1ページ」「ゆっくり休んでくださいね」「あまりにも早くて、心が痛む」など、悲しみの胸中や哀悼の意を投稿している。 (よろず~ニュース・椎 美雪)
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