遠藤憲一主演「民王R」視聴率7・8%→2・9%〝急落〟に2つの背景
俳優の遠藤憲一(63)が主演するテレビ朝日系ドラマ「民王R」(火曜午後9時)の視聴率が急降下している。 【写真】書生役を演じる「なにわ男子」大橋和也 同作は、池井戸潤氏の小説「民王」をインスパイアした作品。2015年に放送された前作は遠藤と菅田将暉のダブル主演で放送され、総理の武藤泰山(遠藤)とおバカな息子(菅田)の心と体が入れ替わる前代未聞の珍事をシニカルに描き話題となった。今回も遠藤は武藤泰山を演じるが、入れ替わる対象は国民のだれか。そして泰山の書生・田中丸一郎太役に「なにわ男子」大橋和也が演じている。 前作はコンフィデンスアワード・ドラマ賞の作品賞などを受賞したのをはじめ、さまざまなドラマ賞を受賞した。それだけに今作の期待値も高く初回放送(10月22日)は平均世帯視聴率7・8%を記録。ところが、その勢いは続かず、第2話(同29日)は3・7%と急落。そして第3話(11月5日)になると2・9%になってしまった。 制作会社関係者は「第2話の放送は日本シリーズと放送時間が完全にかぶってしまったため、仕方がない面もありましたが、第3話で回復するどころか、さらに下がった。見逃し配信のTVerでも再生回数が伸び悩んでいます」。低視聴率の原因は何か? 「2つ指摘されています。1つは泰山が入れ替わる相手が弱い。第1話こそ、あのちゃんでしたが、第2話は曽田陵介という若い俳優、第3話は5歳児ですからね。そしてもう1つがわき役のパワー不足です。前作は菅田がいたうえに、秘書役に高橋一生がいましたが、今作のわき役の中心にいるのは大橋です。俳優経験が少ないので、演技力はまだまだ」(同) 巻き返すことはできるか――。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
東スポWEB