「運動は嫌い」な真矢ミキ。その理由は宝塚時代にあり!「やるべきことは全部あの階段でやってきた」
映画「九十歳。何がめでたい」完成披露舞台挨拶
映画「九十歳。何がめでたい」の完成披露舞台挨拶が5月21日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、女優の真矢ミキが宝塚時代のエピソードをまじえ、会場の笑いを誘った。 同作は昨年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集「九十歳。何がめでたい」を実写化したもの。この日は主演の草笛光子をはじめ唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、真矢、前田哲監督が登壇した。映画は6月21日から全国公開される。 トークセッションでは草笛が演じた“世の中を痛快に一刀両断する90歳の作家”という役どころにちなみ、あらかじめ観客から募集した悩みや質問に回答。 「ダイエットしたいのに食べ物がおいしすぎて仕方がない。どうすればいい?」という悩みに真矢は「永遠のテーマ。私も食べるのが好きなので、毎回その戦いを60年くらい続けてます。まあ“飲んだら乗るな”じゃないけど“食べたら動け”みたいな感じでしょうか(笑)。私はとにかく食べたいので、食べたら次の日は歩いて歩いて、また食べてしまうみたいな繰り返しをしている」と自らの日常を明かす。
運動については「しないです。嫌いなんです!」ときっぱり。「やるべきことは全部あの階段でやってきたので(笑)。羽根とかいろいろなものを背負って、揺れてきた。アフリカと言われればアフリカ人になってきた。いろいろやってきた。(人生の)前半で全部体を使った。なので今はウオーキングと用事を作って体を動かしている。2つ前のバス停で降りるとか」などと語った。 真矢は「今までの人生の中で一番めでたかったことは?」という質問の際には「中学の時に、宝塚に入ることと俳優になるという、この2つの職業は“一番きついと思うのよね。私から一番遠い世界だわ”と言っていたのに両方ともやっている。私自身おめでたいなと思っている(笑)。同級生に“雨の中で号泣している女優を見たの。つらそう”“宝塚でカーニバルでもないのに羽根つけてたの。つらそう”って言っていたんですよ。それなのに両方やってしまっていて、おめでたい(笑)」などとここでも宝塚トークを披露し会場の爆笑を誘った。
ダイエット問題については唐沢は「好きなものを食べるというのは決して悪いことではない。食べられるうちは食べればいい。体を壊さない程度に」、LiLiCoも「自分が好きなものをいっぱい食べられるというのはとても幸せなこと。食べたくても食べられない人がたくさんいる世の中。本当に具合が悪いとか、やっぱりこれではいけない気がすると思うようになればダイエットはできるはず」などと我慢することに否定的な答え。 藤間は「いい考えがあって。好きなものを嫌いになるまで1回食べ続けてみる。“もういらない”ってくらい食べると、その食べ物が嫌いになるからダイエットもできる」とこちらもまずは食べることを勧めていた。