岡山FW一美和成「楽しみですし、縁を感じる」昨夏途中まで在籍した京都とのリーグ開幕戦心待ち
クラブ創設20年目で悲願のJ1初昇格を果たした岡山が9日、岡山市内で始動した。寒風が吹き荒れる中、フィジカルトレーニング中心に1時間30分。FW一美和成は昨季途中まで在籍した京都とのリーグ開幕戦(2月15日)を心待ちにした。 「結果的にチームが昇格できて、個人としてもJ1に戻ることできた。あらゆる選択肢の中から正解を選べたと思う。開幕戦で京都と対戦するのは楽しみですし、縁を感じる。良いスタートを切れるように頑張りたい」 当時の京都はJ2降格圏19位。チーム状況やシーズン途中の移籍を悩んだが、より多くの出場機会を求めて岡山への完全移籍を決断。京都は残留を果たし、自身もJ1昇格を成し遂げた。開幕カードが決まった時には仲の良い京都MF平戸太貴と連絡を取り合い、エールを交換し合った。 岡山では11試合出場で全てスタメン。横浜FCとの上位対決で1得点1アシストを挙げた。昇格プレーオフ準決勝・山形戦でも貴重な先制点をアシスト。「引っ張っていかないといけない立場だと自覚していた。例えば守備やポストプレー。チームのためにというプレーが増えたし、そういう部分は成長できた」と実感を込める。 「毎試合、関われるシーズンにしたい。得点の部分ではチームを勝たせるようなゴールを決めたい」。見据えるのは恩返し弾。そしてクラブとしてJ1初勝利だ。