Slackに必要な情報を蓄積&整理できる「canvas」活用術【Slackワークハック #2】
ビジネスにおけるコミュニケーションプラットフォームとして欠かせない「Slack」の使いこなし術を中の人に教えてもらう本シリーズ。Slackを日本で提供している株式会社セールスフォース・ジャパン カスタマーサクセス統括本部 プロダクトサクセス本部 Slackサクセスマネジメント部 部長・相川仁夫さん直伝の活用術をご紹介しています。 Slackに必要な情報を蓄積&整理できる「canvas」活用術【Slackワークハック #2】 今回は、Slack内で情報を整理、連携、共有を行なうための機能「canvas」について初心者でも使える方法を聞きました。 【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】 canvas機能を使ったことがない Slackに投稿された大事な情報が流れてしまい、どこに行ったかわからなくなることがある メモした情報を必要な時にすぐに確認できる場所に集約したい ▼前回はこちら
canvasは、情報をストックできるのが強み
「canvas」とは、Slack内で利用できるノート機能のようなページです。 Slackのメッセージは時間が経つとどんどん流れてしまうため、古い情報を探しにくいのが難点。それに対して、canvasを活用すると情報を蓄積できるのがメリットです。 また、チャンネルに紐付けて情報の整理や共有、共同編集もできるので、特定のテーマや組織内のチームごとにcanvasを作成して情報共有したいときに役立ちます。 テキストに見出しを設定したり箇条書きやリスト形式にしたりすることも可能。写真や動画を入れたり、表やチェックボックスを使うこともできるので、情報を直感的に整理できます。 canvasを開くには、まずSlackのチャンネル右上に表示されるcanvasアイコンをクリックしてみましょう。
canvasの使い方
特定のチャンネルに紐付けて使う canvasを作成したいチャンネルまたはDMに移動し、チャンネルの画面右上のアイコンをクリック。 サイドバーでcanvasが開く。白紙のページから作成を開始する場合は「空のcanvas」をクリック。 テンプレートを利用する場合は、その下にある「チャンネルの概要」などをクリック。ほかにも「その他」のなかから選択することも可能。 作成したcanvasはさまざまなデータを埋め込むことができ、自由度の高い編集が可能です。データの挿入方法は、canvasの下に表示されるアイコンから、お好みのものを選ぶだけ。 「クリップ(ファイル)」アイコン…画像などのデータ 「表」アイコン…canvas上で編集可能な表 「チェックリスト」アイコン…クリックでチェックが入るボックス 「Aa(書式設定)」アイコン…見出しやコードブロックなど書式 「絵文字」アイコン…絵文字 ほかにも「+」アイコンから動画・音声クリップを収録して埋め込むこともできます。またcanvasの中に別のcanvasを埋め込む、なんてことも。 チャンネルのcanvas はチャンネルにアクセスできるメンバーなら誰でも閲覧可能。また、DMのcanvas はそのDMのメンバーだけが閲覧できます。 たとえばチーム内で議事録をcanvas内に作成して共有したり、取引先情報や商談内容を蓄積したりといった使い方が可能。共同で管理できる情報の集約場所として重宝します。 自分自身のメモ代わりとして使う なお、Slack画面のサイドバー下部にある「+」ボタンをクリックして「canvas」を選ぶことで、特定のチャンネルに紐付けられていないページを作成することも可能。 個人のメモとして使う場合は、この方法で新規作成するとよいでしょう。 個人でcanvasを活用するなら、Slack内で得た知見やほかのユーザーの気になった発言などをストックする場にするのがおすすめ。自分にとって役立つ情報が自然と貯まっていきます。